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2018年11月

2018年11月

めまい…ストレスが一因

 

 突然起こるめまい。ふらつく感覚が不快なうえ、耳鳴りなど他の症状を伴い、深刻な病気の前ぶれではないかと不安になるものです。めまいとは、本当は動いていないのに、自分や周囲が動いているように感じる状態です。人の体は耳と目、関節、筋肉で感じ取った周囲の情報を、小脳が調整することでバランスを保っている。関係する器官のうち1つでも問題が起きると、バランスが乱れてめまいが起こる。
 内耳には体のバランス感覚をつかさどる耳石器と三半規管がある。耳石器には炭酸カルシウムの細かい結晶「耳石」がたくさん付着しているが、これがはがれたものが三半規管内に移動し、ある程度の塊になって内リンパ液の流れを乱すとめまいが起こる「良性発作性頭位めまい症」。耳石を戻す操作をすることによりすぐに改善いたします。
 だが同じ回転性のめまいでも、激しいめまいが長期にわたり繰り返し起こるなら「メニエール病」を疑う。1回あたりの持続時間は10分~半日、頻度は週に数回~年に数回と個人差が大きい。難聴や耳鳴り、吐き気や嘔吐(おうと)を伴うことがあります。メニエール病は、内耳で内リンパ液が増えて水ぶくれ状態になり、三半規管や蝸牛(かぎゅう)を圧迫することで症状が出る。水ぶくれの原因はよくわかっていないが、体の水分を調整するホルモンがストレスで変調するためとも言われている。ストレスを減らすことが重要です。自律神経が関与することもあり、脳の一時的な血流不足がめまいを引き起こす。
 なかなか治らないめまいがあれば、バランス感覚を養うトレーニングを試してみるのも良い。利き手をまっすぐ前に伸ばし、手を軽く握って親指を立て、反対の手の人さし指であごを押さえて頭を固定、利き手を左右に30度ずつゆっくり動かす。頭は固定、目だけで親指の爪を追いかける動作を左右交互に20回繰り返す。目だけをしっかり動かすと、バランスの司令塔である小脳が鍛えられます。
 ただし、めまいにも命に関わる病気が隠れていることがあります。脳梗塞や脳出血、脳腫瘍が原因の場合です。ろれつが回らない、手足がしびれる、激しい頭痛といった症状を伴うなら、脳の病気を疑います。
 

睡眠時間が短いと、肥満になる

 

 睡眠不足が積み重なると、集中力の低下や疲れだけでなく、様々な体への悪影響があります。
「睡眠負債」といって、睡眠不足のまま過ごしていると、不足が積み重なって「負債」となり、体にいろいろな不調をもたらします。「私は短時間睡眠で平気なタイプ」と思っていても、下のチェックリストに1個でも当てはまるなら睡眠負債がある可能性があります。

□ 午前中(10~12時)に眠気を感じる
□ 朝起きたときにだるさを感じる、頭がぼんやりする
□ 平日の睡眠時間は6時間未満だ
□ 帰りの電車(深夜以外)で眠くなる
□ 休日にアラームを使わないと2時間以上寝坊する

 眠っている時間は何もできないので無駄だと考える人もいますが、睡眠には大切な役割があります。体と心を休める。記憶を整理して定着させる。体の再生に欠かせない成長ホルモンを分泌させる。免疫力を上げる。さらに、脳にたまる老廃物を取り除く。これら睡眠の役割は、睡眠時間が不十分だと果たされません。その結果、太る、肌がカサつく、風邪を引きやすくなる。認知症のリスクが高まります。
 睡眠の「量」に加えて大切なのが、睡眠の「質」。睡眠の質が落ちると、7時間半しっかり寝ているのに体がだるい、日中眠くなる、と感じると無呼吸症候群かもしれません。
 睡眠不足の結果の一つが、肥満です。平均睡眠時間とBMIの関係を調べた研究では、睡眠時間が7~8時間の場合が最も肥満が少なく、それより短くても長くても肥満が増えるという結果が出ています。食欲抑制ホルモンの分泌が減ることで『食欲が増す』のです。つまり、睡眠不足はエネルギー摂取量に影響して体重を増やす方向に働くと考えられます。
活動量が増えるにもかかわらず睡眠が短くなっている結果太りやすくなるのです。
忙しいとついつい削りがちな睡眠時間ですが、健康を維持し、肥満を防ぐために、生体に備わった本来の睡眠リズムを大切にして十分な睡眠を確保していきましょう。
 

2018-11-06 13:37:47

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