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2011年9月

2011年9月

秋の花粉症・・・風邪と見極め

秋の花粉症・・・風邪と見極め

夏も終盤戦。あと1カ月もすれば暑さも和らぎ季節は秋に移る。春のスギ花粉症に比べて認知度は低いが、秋にも花粉症はある。風邪などと見分けが付きにくい場合はあるが、くしゃみや鼻づまりなどの症状に毎年悩まされている人は、耳鼻科に相談して下さい。秋の花粉症の原因となるのが、ブタクサやヨモギ、カナムグラなどの雑草類やイネ科の植物。雑草類は8月中旬から10月末にかけて、イネ科の植物は3月中旬から10月末にかけて、花粉を飛散するが、近年は猛暑の影響で飛散の始まりと終わりの時期がそれぞれ半月ほど後にずれ込むことが多い。また、原因となる植物の分布には地域差がある。春の花粉症と同様、花粉が鼻、口などの粘膜に吸着するとアレルギー反応が起き、くしゃみや鼻づまりが起きる。症状の強さには個人差があり、強い人は鼻水や鼻づまりだけでなく、咳などのぜんそくの症状が出ることもあり、注意が必要だ。秋の花粉症は認知度が低いうえ、季節の変わり目に発症することもあり、風邪と勘違いしている人も多い。また、秋は夏の間に繁殖したダニの死骸などハウスダストが増えやすい季節。ハウスダストによるアレルギーと花粉症の見分けが付きにくい場合もある。秋の花粉症は年齢や性別に関係なく発症するため、子供でも注意が必要です。

症状を軽くするにはブタクサなど原因となる植物に近付かないことです。秋の花粉症の原因となる植物は線路沿いや河川敷、住宅地近くの空き地などに生えている。スギなどに比べて植物の背が低いため、道路がアスファルトで舗装され、花粉が比較的遠くまで飛ぶ都市部でも花粉の飛ぶ範囲は数キロメートル以内に限られる。そのため、ブタクサなどが生えている場所に近寄らなければ、症状はある程度抑えられる。もし発症しても処方薬で素早く治療することが秋の花粉症対策の基本です。また、アレルギー反応の強弱にはその時々の体調が影響するため、睡眠を十分にとって疲労をためないようにすることも重要です。
花粉症を防ぎ、仕事や学業などに実りの多い秋を過ごしましょう。

唾石症――食事時あごの下が痛む唾液腺の病気

食事時になると、あごの下などが鋭く痛む。こんな症状があれば、唾液(だえき)をつくる組織である唾液腺の病気、唾石(だせき)症かもしれない。通常はそのままにしておいても治りません。一般に手術をして取り除きます。
唾石症とは唾液腺にカルシウムが沈着して小さな石ができ、腫れて痛む疾患です。唾液腺には顎下腺、舌下(ぜっか)腺、耳下腺という三種類の大唾液腺と、ほおや舌、口唇などの粘膜の中にある小唾液腺がある。ほとんどの唾石症はあごの下の左右にある顎下(がっか)腺にできます。少数ですが、他の耳下腺や舌下腺にできる場合もあります。発症のピークは三十歳代から四十歳代といわれますが、小さな子供から高齢者までみられます。男女差はあまりないようです。顎下腺は唾液をつくっている部分を腺体、そこから舌の下の方まで伸びて唾液を排出している細長い管を腺管と呼びます。

どちらにも唾石ができますが、腺管にできるケースの方が多くみられます。腺管の場合、石で管が詰まり、唾液の排せつ障害が起きて腫れたり痛んだりします。普段は違和感がある程度で、唾液を分泌する食事時に痛むのが特徴です。
針を突き刺すような鋭い痛みといわれます。腺体にできる場合、初めはあまり症状がありませんが、だんだん唾石が大きくなります。大多数は唾石が一個ですが、中には左右両側にできたり、同時に数個できたりする人もいます。腺管、腺体どちらの場合も、そのままにしておくと唾液の流れが停滞するため反復して細菌に感染し、顎下腺が硬くなり腫瘍と間違えることもあります。
薬で石を溶かしたり、細かく砕いて排出させたりするのは困難なので、一般に手術をします。手術には口の中を切開して唾石を取り除く口内法と、外からあごの下を切開し唾液腺ごと取る口外法があります。唾石の大きさやできた場所などによって、どちらが適しているか判断します。口外法ではあごの下に手術跡が残りますが目立ちません。それよりも顎下腺の近くを走る顔面神経を傷つけると術後軽度口が曲がることになりますので手術には注意が必要です。ただ、口内法ではこのような口角の麻痺にはなりませんが対応できない場合もあります。当院は原則として口内法で摘出していますが腺内唾石で摘出が困難ならば三重中央医療センターに紹介しています。
唾石ができるおおもとの原因がはっきり分かっていないので、予防法はありません。顎の下に痛みや硬い腫瘤が触れたら受診して下さい。

2011-09-01 17:49:00

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