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2012年3月

2012年3月

今年の冬は寒く、積雪も多かったためスギ花粉の本格的な飛散が遅れています。本格的な飛散前にアレルギーによる咳が続く方が増えています。長く続く咳でお困りなら是非受診を勧めます。

花粉症のつらさは鼻詰まりをコントロールするだけでかなり楽になります

花粉症のつらさは鼻詰まりをコントロールするだけでかなり楽になります

鼻詰まりは、花粉症患者を悩ませる症状の1つです。
症状に応じた薬物治療を早期に開始することが重要です。一度鼻閉が出るとなかなかとれないことが多い。市販の点鼻薬で一時的に鼻閉はとれますが、持続しません。鼻閉の原因が単にアレルギーによる粘膜の腫脹(はれ)であることから炎症が引き起こされ膿性の鼻汁になってしまったり、ポリープができてしまったりしていることがあります。花粉症の9割以上の方が鼻づまりになって何らかの支障や不便を感じています。鼻詰まりを改善して鼻の通りを良くすることは、QOLの観点からもとても重要です。一度詰まってしまった鼻はまず鼻づまりをとってからステロイドの点鼻をするとかなり改善できます。病院で診察を受け、鼻詰まりがあればきちんと申告し、適切な薬剤を使用することが大切です。

鼻呼吸を習慣付けるだけでアレルギー体質が改善するケースもあります。アレルギー患者が急増する最大の原因は、口で呼吸する人が増えているからという説です。口呼吸だと、細菌やウイルスへの抵抗力が弱まり、アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などのアレルギー疾患を悪化させます。鼻呼吸を習慣付けるだけでアレルギー体質が改善するケースもあります。口には異物を取り除く粘膜も繊毛もない。空気中の細菌やウイルスは除去されないまま扁桃を直撃、免疫力の低下を招く。取り込まれた異物は体内を巡り、細胞に炎症を引き起こします。鼻が詰まっていて鼻呼吸しづらい人には、まず、鼻の通りを良くするためにステロイド点鼻薬を使います。ステロイド剤というと副作用を心配する人も多いが、使用方法や量を守り、正しく使えばステロイド剤は最も有効です。寝ているときは無意識のうちに口呼吸になってしまう人も多い。睡眠時は薬局で売っている紙製の粘着テープを、閉じた唇の上から貼って口が空かないようにするのも有効な手段です。

小児喘息、乳幼児ご用心・・・炎症で気道狭まる

小児喘息、乳幼児ご用心・・・炎症で気道狭まる

気道ウイルスが気道上皮細胞を損傷して、気道過敏性亢進や気道炎症を招き、喘息を発症させることがあります。小児喘息(ぜんそく)は国内に100万人の患者がいるといわれています。3歳くらいまでに発症する事が多い。風邪の原因ウイルスやホコリなどが気管支に作用し、呼吸が苦しく、せきが止まらなくなる。薬の使用と清潔な環境を心がけることが大切です。

喘息患者は気管支が過敏で激しい炎症を起こしやすい。気管支の気道が刺激によって非常に狭くなり、呼吸が苦しくなる発作を起こす。代表的な刺激は風邪のウイルスやホコリ、ダニなどです。発作が起きるメカニズムはいろいろ考えられる。気管支の粘膜にある炎症細胞がホコリなどに反応し、気管支の周囲をとりまく平滑筋を収縮させる物質を出したり粘膜のむくみを起こしたりして気道が狭まり、発作につながると考えられています。

また、気管支の上皮細胞では風邪のウイルスが増殖しやすく、この上皮細胞は症状の重い患者ほど傷ついており、それで様々な刺激に弱いのではないかとの考えもあります。収縮、むくみ、痰(たん)の増加などで気道が狭くなると、息をするたびに笛のようなヒューヒュー、ゼーゼーといった「喘鳴(ぜんめい)」と呼ばれる音がする。息をしっかり吐き出せず、少し吸っては長く吐く。ただ、乳幼児などは喘鳴が聞こえないこともあります。発作は夜から明け方にかけて起きることが多い。予防は家のほこりやダニを減らすことです。家のダニを10分の1に減らすと発作の起こりやすさは約3分の1に下がるという。ダニは布団に多く、縦50センチの範囲を掃除機で20秒かけて何度も往復吸引するとよい。布団1枚を吸引するには時間がかかるが、掛け布団も敷布団も週1回やればダニが10分の1に減ります。たばこの煙にも気をつけたい。家族が喫煙した際に患者が受動喫煙するとせきが出やすくなります。

喘息は依然として完治しにくい病気だが、薬は進歩しています。症状の強さは個人によって違いますから内服だけでコントロールできる方からステロイドの吸入を必要とする方までいます。鼻閉とも関係し、副鼻腔炎と合併すると喘息の症状が出現する方もいます。子供の場合鼻の症状を改善するだけで喘息も軽減する例も経験します。

人口10万人あたりの死亡率は男女とも最悪は青森県

厚生労働省が3月1日発表した2010年の都道府県別の年齢調整死亡率で、青森県の人口10万人あたりの死亡率は男女とも最悪でした。三重県は男性30位、女性20位とほぼ平均でした。最も死亡率が低かったのは長野県でした。死亡率は高齢者の多い都道府県では高くなり、若年者の多い都道府県では低くなる傾向がある。このような年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較ができるように年齢構成を調整しそろえた死亡率が年齢調整死亡率です。この年齢調整死亡率を用いることによって、年齢構成の異なる集団について、年齢構成の相違を気にすることなく、より正確に地域比較や年次比較をすることができます。青森県は男性は662、4人(全国平均544.3人)、女性は304.3人(同274.9人)で、全国平均を大きく上回った。男性は3回連続、死因別でも心疾患など7部門で最悪となる結果でした。背景には、男性全国最悪、女性がワースト2位(2010年)という高い喫煙率や、児童の肥満傾向があるとみられています。粗死亡率では癌による死亡はトップで男性で1万人あたり34人、女性で22人で年々増加がみられます。

2012-03-01 17:55:00

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