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2008年11月

2008年11月

食事の際、あごの下に痛みと腫れがでる唾石症 11月号

食事の時になると顎(あご)の下が激しく痛む。こんな症状があれば唾石症(だせきしょう)の可能性があります。これは顎の下に唾液を作る唾液腺の中(腺体)や口腔内にまで出る途中の腺管の中に石ができる病気です。特に顎下腺(がっかせん)という顎の下にある唾液腺に多くできます。痛みを繰り返していると唾液腺に炎症が強くなり、硬く腫れたままになります。

食事の際、あごの下に痛みと腫れがでる唾石症

原因ははっきりしていませんが、口の中の汚れが腺管を逆流して炎症を起こし、カルシウムが沈着して石が形成されるようです。特に顎下腺で作られた唾液は口腔底といって唾液が溜まりやすいところにでてきます。ちなみに耳の下にある耳下腺という最も大きな唾液腺にはほとんど石を形成することはありません。この腺は腺管が長く、唾液の出口がほっぺたの内側にあります。そのため石ができにくいと考えられます。

さて、治療は石を溶かす薬はありませんので石を摘出するしかありません。石が小さければ自然排出されることもあります。しかし、多くの場合手術になります。術式は石が唾液腺から腺管内に出ているときは口腔内から局所麻酔下で摘出できます。腺管内でも唾液腺のすぐ近くにある場合や腺内にある場合は唾液腺を全部摘出する必要があります。この様な場合は首の外から全身麻酔下に腺を全部摘出します。炎症を何回も繰り返している例が多いので腺の周囲組織と癒着(くっついている)していますので注意をしないと顔面神経といって顔を動かす神経の一部を傷つけることがあります。そうなると口を動かすとゆがみが生じるということになります。口内法でとったほうが合併症の心配もなく首にも傷がつかず理想的です。腺管内の石でもかなり腺に近い部位でも外来手術で摘出していますのでご相談下さい。

2008-11-01 17:02:00

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