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2012年2月

花粉症を少しでも軽く

花粉症を少しでも軽く

また憂鬱な季節が始まりました。花粉症は、風媒花の花粉が目や鼻に入り、目のかゆみやくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどを起こす鼻アレルギー疾患。国内では原因の多くがスギ・ヒノキ花粉で、患者数の多さと症状の重さは海外にも例がない。忙しさや経済的事情で医療機関を受診せず、重症化したり副鼻腔(びくう)炎やぜんそくになる患者もいる。症状の重い人は、花粉が本格的に飛び始める2週間前から薬を飲み始める「初期療法」と、花粉を浴びないようにする「自己防衛策」が重要です。
(1)外出時はマスク、メガネをし、帽子をかぶる
(2)服装は花粉が付着しやすいウールの素材を避け、綿や化学繊維のものを選ぶ
(3)帰宅したら、うがいをし、目や鼻、顔を洗う
(4)花粉飛散の多い日は窓を閉め、布団や洗濯物は外に干さない
(5)室内の加湿

――などです。 スギ花粉症患者が増えた最大の理由は、戦後、大量に植林されたスギが成熟期を迎え、多くの花粉を飛ばすようになったことです。最近ではこのような外的要因以外に、夜更かしや睡眠時間が短いといった生活習慣も原因と言われています。04年に富山県で行われた調査で、花粉症の発症は、ストレスの負荷、ペットの飼育、インスタント食品の摂取と相関していることがわかった。生活習慣の乱れを正すことも重要です。

 鼻呼吸を習慣付けるだけでアレルギー体質が改善するケースもあります。アレルギー患者が急増する最大の原因は、口で呼吸する人が増えているからという説です。口呼吸だと、細菌やウイルスへの抵抗力が弱まり、アトピー性皮膚炎やぜんそく、花粉症などのアレルギー疾患を悪化させます。鼻呼吸を習慣付けるだけでアレルギー体質が改善するケースもあります。口には異物を取り除く粘膜も繊毛もない。空気中の細菌やウイルスは除去されないまま扁桃を直撃、免疫力の低下を招く。取り込まれた異物は体内を巡り、細胞に炎症を引き起こします。鼻が詰まっていて鼻呼吸しづらい人には、まず、鼻の通りを良くするためにステロイド点鼻薬を使います。ステロイド剤というと副作用を心配する人も多いが、使用方法や量を守り、正しく使えばステロイド剤は最も有効です。寝ているときは無意識のうちに口呼吸になってしまう人も多い。睡眠時は薬局で売っている紙製の粘着テープを、閉じた唇の上から貼って口が空かないようにするのも有効な手段です。

寒い季節は運動に適した時期ですが注意も必要

寒い季節は運動に適した時期ですが注意も必要

寒い季節には心血管疾患の発症が増えるなど、寒さが健康被害を及ぼすことはよく知られています。英国保健省は一般的な注意事項としてカーテンやドアなどですき間風を防ぐ、温かい飲み物や温かい食事をきちんと取る、きちんと食事を取る、薄手の衣服を数枚重ね着する、できるだけ体を動かすなどアドバイスを行っています。

一般的に寒い季節になると室内に閉じこもり、運動は大変だというイメージがあります。しかし、運動すると筋肉が熱を出し、体温も38℃から39℃と上がってきますので身体は温かくなります。夏に運動すると身体の中も外も暑い状態が続きますので、熱が発散されず、ばててしまいやすく熱中症をおこす心配がありますが、寒い時期はまわりが冷えていますので熱が発散しやすく、筋肉にとっては大変良い環境ですが、注意しなければならないこととも多くあります。

○寒い時期の運動の注意点
1 準備運動をしっかり行いましょう。
2 服装に気を配りましょう。
3 暖かい時間に運動しましょう。

夏は日も長いし暖かいため、朝早く・夕方遅くまで運動できますが、寒い時期は、気温も低くなってきます。できるだけ日中の暖かい時間を有効に活用しましょう。一つには心臓への負担です。寒さに対して熱の放散を防ぐために、また、寒さに対抗してエネルギーを燃やして暖かくしようとするために、交感神経が過度に緊張して血管が収縮し、血圧が上昇しやすくなります。二つ目に筋肉等への負担です。筋肉や腱、靭帯は体を動かすために非常に重要な役割を果たします。寒いときには弾力性が低下するため、障害がおきやすくなります。以上のことに気をつけ適度な運動をしてみてはいかがでしょうか。