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2014年1月

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
昨年は病院施設のイベントは待合室の模様替えと最新型のファイバースコープが導入されたことでした。今年も病院の機能およびホスピタリティーの向上に努めてまいります。
インフルエンザが流行期に入りました。関東甲信越や九州地方を中心に流行が拡大しています。流行のピークは1月下旬から2月初旬ごろとみられています。検出されたウイルスのタイプはA香港型が多い。インフルエンザにかからない・うつさないために、手洗いやマスク着用をしてください。
本格的な花粉症シーズンが近づいてきました。症状は人さまざまで、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、最もつらい症状によって治療が異なります。今年の花粉飛散量は東日本を中心に昨年のシーズンより多くなるそうですが、三重県は平年並みとのことです。外出時にできるだけ花粉を体につけないようにすること。つばのある帽子をかぶり、マスクを着用するのは効果的で、症状が出始める時期より前に使い始めると効果が高いという。室内の対策としては空気清浄機より加湿器がおすすめ。鼻の内側などの粘膜を守り、空気中の花粉を床に落とす効果が期待できるそうです。

豆乳などによる口腔アレルギー

国民生活センターによると、豆乳などによる皮膚や粘膜の痒み、赤み、腫れ、蕁麻疹、呼吸困難などのアレルギー症状の相談が報告されています。これまで豆腐や納豆でアレルギーを発症したことがない人も含まれている他、それまで豆乳を飲んでいたものの、突然アナフィラキシーを発症し入院加療となった事例も含まれていました。ダイズは日本人で一般的に見られる食物アレルギーの原因物質の1つですが、それとは異なり、花粉症に伴う野菜や果物アレルギーは花粉食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome;PFAS)と呼ばれています。前者は消化管を介して起こる食物アレルギーであり、PFASは花粉中のアレルゲンなどの吸入、接触によるアレルギーを発症した後、これらの花粉に含まれるアレルゲン蛋白と似た構造の蛋白を含む野菜や果物を経口摂取した場合に、口腔粘膜で交叉反応が起こると考えられています。アレルギー物質としては、カバノキ科と大豆以外にも、(1)イネ科のカモガヤとメロンやスイカ、トマト、(2)キク科のブタクサとメロン、スイカ、キュウリ、(3)ヨモギとセロリ、ニンジン、パセリ―などのPFASが報告されている。特定の果物や野菜などを食べた後、15分以内で唇や舌、のどといった口腔内に、かゆみや腫れが出る方は受診をお勧めします。

かぜは万病のもと

かぜは万病のもと

かぜの原因はほとんどがウイルスによるもので、その人の抵抗力とウイルスとのバランスによります。そのために一般的に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、糖尿病や心臓病などの基礎疾患のある人はかぜをひきやすくなります。健康な人でも体力が落ちている場合は要注意です。かぜをこじらせると治りにくいだけでなく二次感染から合併症を引き起こします。かぜのウイルスによって傷ついた粘膜に細菌がとりつき、細菌感染が起こります。こういった合併症で多いのは気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎、肺炎などがあります。おそらく皆さまが病院に来る状況は治りが悪い時と考えます。ですから病院に来られたときには既にかぜではなく、合併症が起こっている状況です。
次のような症状が認められたら早めに病院を受診しましょう。
(1)一週間以上治らない
(2)高熱が続く
(3)咳が多く、呼吸が苦しい
(4)膿のような痰が出る
(5)呼吸がみだれる
(6)脱水症状をおこす
乳幼児では機嫌が悪い、食欲がない、夜間眠れていないなどの症状を観察してあげてください。
市販のかぜ薬は原因のウイルスに作用するものでなく、あくまでも対症療法にすぎません。咳が出ていても咳の原因に対する治療ではなく、症状を緩和させるだけです。長引く咳には病院を受診することをお勧めいたします。知らないうちに肺炎になっていることがあります。またこの季節は高熱がでなくてもインフルエンザによる咳というケースもあります。