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2015年10月

そのめまい、何の病気? 手足や耳の症状もチェック

手足や耳の症状もチェック ふわふわとした感覚になったり、目の前の景色がぐるぐる回って見えたり……。突然のめまいに、不快感と不安感でうろたえる人は多い。めまいの原因は耳の器官異常だけでなく、心因性のものや不整脈といった循環器系の疾患、更年期障害など多岐にわたる。朝、布団の中で目を開けた瞬間、目の前の景色がぐるぐる回っていた。遊園地のアトラクションに乗っているかのように、天井が左右に動き目を開けていられない。と言うことが突然起こってきます。めまいの原因となる病気は様々で、判断のもとになるのはめまい以外の症状です。めまいが激しいと本人も周囲の人も慌てしまいます。そこで、まずはめまいが起きたらめまい以外の症状をチェックと覚えておくとよいだろう。

チェックすべき主な症状は次の4点です。
(1)手足のまひやしびれがあるか
(2)スムーズに話せないか
(3)激しい頭痛はあるか
(4)意識ははっきりしていないか。

一つでも当てはまると脳内出血や脳梗塞など脳の病気が原因の可能性が高く、すぐに救急車で病院に行くべき症状です。ろれつが回らなくなったり、ものが二重に見えたりするなどの兆候があれば速やかに脳外科や神経内科を受診すべきです。手足のまひや意識障害などの問題がない場合、次にチェックするのは耳の症状です。耳鳴り、音がよく聞こえない、耳が詰まった感じがある場合、突発性難聴、メニエール病といった耳の疾患が原因の可能性がある。こうした病気の場合、聴力低下の可能性もあるため「早めに耳鼻咽喉科で詳しい検査を受けてください。

脳が原因でもなく、耳の症状もないが、ぐるぐる回るめまいを感じる……。実はこれが「良性発作性頭位めまい」という症状です。特徴は頭をある向きに動かした時にめまいが起きること。起床時が多いほか、美容院のシャンプー台で発症する人もいる。犯人は耳の中にある「耳石」。耳の中には三半規管と耳石器があり、三半規管で頭の回転を察知し、耳石器で加速を感じる。普段は耳石器の中にある耳石がはがれて三半規管に入り、三半規管の中にあるリンパ液をかき回す結果、実際の動き以上に回転しているという誤った信号が脳に送られ、回転するめまいが起きる。

耳石がはがれ落ちる原因ははっきりしていないが、患者は中高年以上が多く、女性の割合が高い。運動不足なども原因とされている。デスクワークのほか、ゲームやスマホを同じ姿勢で長時間続けてもおきる。引きこもっていたり、寝たきりの高齢者にも目立つ。運動が不足し、動かないために代謝が進まず、代謝ではがれた耳石器の一部が外部に出されずに三半規管に移って発症すると言われています。

女性のめまい患者が増えている」という。メニエール病でみると、70年代は男女ほぼ同数だったが、80年代以降は女性が上回るように。「女性の社会進出で職場での人間関係などの悩みが増えたことが影響していると言われています。

めまいが起きると「じっとしていなければ」と考えがちだが、実は良性発作性頭位めまいの場合はつらくない範囲で頭を動かす体操が有効です。耳石は炭酸カルシウムが主成分で、リンパ液の中で動かすことで少しずつ溶けて消滅する。めまいが起きてもすぐ対応できる体づくりにも役立つ。体操をするのは、激しいめまいが治まってから。布団などに横になり、頭を左右や前後に動かす。左右の場合は、体ごと寝返りをうつといい。最初は数十秒ずつゆっくりと動き、次第に動きを少しずつ速める。メニエール病の予防策は確立されていないが、適度な運動でストレスを発散することが効果がある。
さらに、ホルモンバランスを良くするため、1日約2リットルの水を摂取すると効果がある。ただし、こうした体操もまずは耳鼻咽喉科を受診して正確な診断を受けてからにしてください。
めまいを引き起こす原因となる病気は他にもたくさんあり、全く別の治療が必要なことも多いのです良性発作性頭位めまいの経験者が口をそろえるのは「目が回って、病院に行くこともできなかった」ということ。ところが「めまいの最中の目の動き(眼振)を診ないと正確な診断ができない。一つ目は頭を動かすとめまいが起こるかどうか。頭を動かさなくても目が回る場合は、耳の奥の内耳にある器官が障害を受ける前庭神経炎のほか、突発性難聴やメニエール病などを疑う。めまいの持続時間も重要な判断基準。
1回のめまいが長時間続く場合は良性発作性頭位めまいではない。その他の症状の有無も忘れずに確認しよう。