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2011年7月

疲れには危険な疲れがあることをご存じですか

疲れには危険な疲れがあることをご存じですか

疲労とは精神的・身体的作業負荷によって引き起こされたパーフォーマンスの低下を指します。通常は睡眠や休息によってすぐに回復します。ところが病的な疲労となるといくら休んでも回復しなかったり、身体に異常があるのに本人が自覚がなかったりします。これが過労死につながるのです。疲労感なき疲労の早期発見が今求められています。
疲れの原因は5つのストレスがあります。

1. 人間関係や仕事上の悩みなどの精神的なストレス
2. 過重労働などの身体的ストレス
3. 騒音や紫外線などの物理的ストレス
4. 化学物質や残留農薬などの科学的ストレス
5. ウイルスや細菌感染などの生物学的ストレス

この5つが複合的に絡み合い体の神経系、免疫系、内分泌系のバランスが乱れて疲れが発生するのです。まず脳の神経系に乱れが生じます。日中の活動期に活発な交感神経が夜になっても静まらず、睡眠時に活発になる副交感神経が働かず睡眠障害がおこり、不眠になったり寝ても疲れがとれない状態になります。すると免疫力が落ちて体の中に潜伏していたウイルスが活発になります。このウイルスの活性化はこれを押さえ込もうとする体の反応が引き起こされます。これが免疫反応ですが、ストレスがかかったままですとこの免疫力が上がらずウイルスの活性化が続き、免疫物質が過剰生産されてくるのです。この物質が脳内で増えると神経伝達に影響し、抑うつ的になりひいては内分泌系の異常にまで引き起こされます。
ストレスをためない生活を・・・交感神経と副交感神経のリズムを整えましょう。日中は交感神経、夜は副交感神経が優位になることが必要です。
そのためには

①規則正しい生活をしましょう
  早寝早起きは免疫力を高めます
②朝は熱いシャワーか運動から
  交感神経芽活発になり1日のリズムを作ります
③夜はぬるめのお風呂でリラックス
  副交感神経の働きをよくし、心身の緊張をほぐします
④寝る前にストレッチ
  リラックスして副交感神経を優位にします
⑤寝室をリビングにしない(テレビを見たりゲームをしたり読書をしたりしない)
  寝室は寝る場所と意識することにより睡眠障害の方にも有効な方法です
⑥趣味や生き甲斐を持とう
  気持ちの張りがでてきます
⑦大いに笑いましょう
  笑うとウイルスを撃退するナチュラルキラー細胞が活性化、免疫力up
⑧上手なサプリメントの摂取
  例えばビタミンC、コエンザイムQ10は抗酸化作用が、ビタミンB1は肉体疲労に有効とされ
  ています。鶏の胸肉に含まれるイミダゾールジペプチドは長時間飛行する渡り鳥の研究から
  発見され、疲労感が減少し、運動機能を回復させます。
  今年も暑い夏を感じさせる梅雨時の晴天が続きます。自己管理を怠りなく乗りきりましょう。
  スタッフ便りでもカルシュウムの必要性についていますので参考にして下さい